月読舞月読命は伊邪那岐尊の禊から生まれた「三貴子」の一柱であり、夜を統べる月の神様です。記紀神話では言及の少ない謎めいた神様ですが、古代より人々は月の満ち欠けに神秘的な力を見出し、月神を祀ってきました。特に暦に深く関わる農耕の神として、また潮の満ち引きを司る漁業神として広く信仰されています。吉福社中ではこの月読命の舞を仕立て、月読命ゆかりの神社や行事での奉納を行なっております。2022年7月には、月読命の誕生地であるという伝承が残る桜島の月読神社にて奉納させていただきました。また、天候の良い満月の日には、月の見える場所に簡易的な祭壇を設け、「月神祭」を自主開催しております。身内での観月会ではありますが、暦や季節の風物に親しみ、神々に想いを...2020.12.31 15:35奉納舞演目紹介
大黒舞祝儀舞の定番演目。打出の小槌と袋を持った福の神・大黒さまによる、福々しくめでたい舞です。山形大黒舞など各地の伝統舞をモチーフにしながらも、より躍動的な振付にしています。フィナーレのお楽しみ、宝の雨(福飴撒き)も好評です。2020.12.31 15:30祝儀舞演目紹介
獅子舞獅子頭を被って激しく舞い、魔除けの霊獣である獅子の姿を体現する演目です。 元々は厄払いの儀式として仏教とともに伝来しましたが、各地の習俗や信仰と結びついて多種多様な形で受け継がれ、地方ごとに特色ある民俗芸能として、また厄除けの縁起物として広く愛されています。2020.12.31 15:25祝儀舞演目紹介
隼人神楽隼人とは古代の南九州に住んでいたといわれる民族で、本州が弥生時代に移行した後も縄文時代的な独自の文化を築いていたとされています。大和政権との度重なる争いの末に朝廷に服属し、以降は呪術的な力や工芸などの特能を以て国家を支えたと言われています。隼人神楽は鹿児島出身である当団代表・百合之介が、先祖である隼人を讃え供養したいという想いから創作した一連の演目です。隼人族の勇姿を今に伝える啓蒙的演目であるとともに、大和政権に敗れた隼人族への慰霊の舞でもあります。記紀神話で隼人の祖とされる海幸彦(ニニギの子・火闌降命)を中心人物とし、隼人の勇猛さを体現した隼人獅子舞や、隼人の名の由来ともされる隼(ハヤブサ)の舞、母神である木花開耶姫の舞、鹿児島で...2020.12.31 15:20奉納舞演目紹介
白狼舞ニホンオオカミ=おいぬ様・大口真神は、古くから厄除や火難・盗難除けの聖獣として信仰されてきました。特に日本武尊の東征を助けた白い狼の伝説が残る旧武蔵国では、武蔵御嶽神社や三峯神社など狼を祀った神社が多く存在します。吉福社中は、2020年所沢市にオープンした大型文化発信施設「角川サクラタウン」内にある武蔵野坐令和神社にて、同神社の神使である白い狼をモチーフにした「白狼舞」を奉納しております。2020.12.31 15:15演目紹介名物舞
白蛇舞(白蛇神楽)蛇は古くから霊力をもった生き物であるとされ、神やその使いとしてあがめられてきました。水辺にすむ生態や龍との関連から、水に結び付けられることが多く、水神の象徴、特に弁財天の使いとして有名です。また、金運をもたらす縁起の良い動物としても古くから親しまれています。吉福社中では2020年より、品川区にある蛇窪神社(上神明天祖神社)にて、60日に一度の己巳の御縁日に「白蛇舞」を奉納しております。財運向上のご利益を体現しためでたい舞として、多くの方にご観覧いただいています。2020.12.31 15:10演目紹介名物舞
鷲舞(おおとりまい)日本神話において、天照大神が天の岩戸からお出ましになられた際、岩戸の前で奏でられた楽器の弦の先に「鷲」がとまったといいます。神々はこの鷲を世を明るくする瑞鳥と喜び、楽器を奏でていた神様は天日鷲命(あめのひわしのみこと)と名付けられました。吉福社中は、この天日鷲命を御祭神とする浅草・鷲神社の地舞として「鷲舞」を創作し、酉の市をはじめとした冬の行事において奉納しております。2020.12.31 15:05
吉原の狐舞ひ「吉原の狐舞ひ」は江戸時代の吉原遊廓で行われていた門付け芸です。我々吉福社中の看板ともいえる人気の高い演目であり、当初の団体発足のきっかけでもあります。2020.12.31 15:00名物舞演目紹介