隼人神楽

隼人とは古代の南九州に住んでいたといわれる民族で、本州が弥生時代に移行した後も縄文時代的な独自の文化を築いていたとされています。大和政権との度重なる争いの末に朝廷に服属し、以降は呪術的な力や工芸などの特能を以て国家を支えたと言われています。

隼人神楽は鹿児島出身である当団代表・百合之介が、先祖である隼人を讃え供養したいという想いから創作した一連の演目です。隼人族の勇姿を今に伝える啓蒙的演目であるとともに、大和政権に敗れた隼人族への慰霊の舞でもあります。


記紀神話で隼人の祖とされる海幸彦(ニニギの子・火闌降命)を中心人物とし、隼人の勇猛さを体現した隼人獅子舞や、隼人の名の由来ともされる隼(ハヤブサ)の舞、母神である木花開耶姫の舞、鹿児島で今も愛される田の神さぁの舞など、隼人や鹿児島に因んだ演目を都度組み合わせて演じます。


2021年7月に神話画家・マークエステル師の個展にて初披露して以降、その後も隼人族や火闌降尊にゆかりのある神社や史跡で奉納しています。


【奉納・披露実績】

鹿児島県内:鹿児島神宮、止上神社、鵜戸神社、天御中主神社、笠沙美術館、みやまコンセールなど

その他の県:宇佐神宮、百体神社(宇佐神宮末社)、南宮大社、北口本宮冨士浅間神社、十二所神社、吉川八幡神社、神田明神ホールなど

吉福社中

お神楽の革新を通じて日本神話の魅力を発信する神楽団「吉福社中」のHPです。各地の神社への奉納や、イベント出演などの活動報告を行なっております。

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