団体紹介
吉福社中は仮面芸能「お神楽」を通じ、日本神話の魅力を発信すべく活動する小さな神楽団です。
世の中の安寧と繁栄を祈願し、全国の神社に舞の奉納を行うとともに、現代人にも分かりやすい演目の創作・公演を通じ、多くの方に日本神話の世界に親しんでいただくことを目指しております。
振付けや衣装・神楽面などすべてにおいて、古き良き表現方法を大切にしながらも、特定の形式に縛られずさまざまな要素を取り入れ、大人から子供まで楽しめる明快で面白い演目を創作しております。
代表神楽師 吉福 百合之介
故郷鹿児島で、歴史神話好きの祖父から薫陶を受けて育った私にとって、大人になり、東京で出会った里神楽にのめり込むのは必然でした。
15年前、とある神社の例祭で奉納されていた里神楽を観て、すぐに弟子入りしたのが始まりです。神聖な場所で、日本古来の神楽囃子に合わせ、神話の物語を演じるのはこの上ない幸福でした。
しかし、ひとつだけ満たされない思いがありました。それは、演じている内容が、観ている人に伝わっていないという現実でした。
日本人の神話離れは致命的で、表現方法の難解さも相まって、完全に観客を置き去りにしている現状が残念でなりませんでした。
古典芸能の良さを生かしつつ、現代人にも分かりやすく神話世界の美しさ、面白さを伝えられる神楽を目指し、独立して神楽団体「吉福社中」を立ち上げました。
以来10年、記紀神話をベースにしながら、その土地の伝承や民話を神楽に仕立て、各地で奉納しております。
奉納実績
(東京)
鷲神社、吉原神社、浅草神社、神田明神、千束稲荷、三島神社、火除稲荷、矢先稲荷、合力稲荷、吉原弁財天、石浜神社、妙義八幡、待乳山聖天、西徳寺、三囲稲荷、上野護国院、王子稲荷、王子神社、装束稲荷、西音寺、豊川稲荷東京別院、浦守稲荷、蛇窪神社、武蔵御嶽神社、浅草本願寺、日暮里諏訪神社、南千住豊川稲荷、東長寺、三宿神社、善國寺
(鹿児島)
鹿児島神宮、新田神社、中陵、枚聞神社、照国神社、止上神社、神徳稲荷、天御中主神社、飯倉神社、平松神社、鵜戸神社、桜島月読神社、若尊神社、劔神社、神ノ島祠跡、笠沙宮跡、豊玉姫神社、鹿屋月読神社、赤城神社、龍宮神社
(大分) 宇佐神宮、百体神社
(岐阜) 南宮大社、恵那神社
(長野) 諏訪大社上社、戸隠神社、阿智神社
(山梨) 北口本宮冨士浅間神社
(愛知) 豊川稲荷本院
(宮崎) 高千穂神社
(茨城) 笠間稲荷、大甕神社、玉清井神社、樋ノ沢月読神社、静神社、愛宕山飯綱神社
(神奈川) 大津諏訪神社、十二所神社、遮那院、龍蔵神社、上麻生月読神社
(埼玉) 武蔵野令和神社、八枝神社、玉敷神社、前玉浅間神社、下崎下八幡神社、中ノ目八
幡神社、道地稲荷神社、多賀谷神社、外川愛宕神社、外田ケ谷久伊豆神社
(徳島) 西照神社
(群馬) 高崎慈眼院、茂林寺、はねたき道了尊
(新潟) 猫又権現
(静岡) 栖足寺
(秋田) 招福稲荷
(大阪) 吉川八幡神社
(香川) 龍神社
(宮城) 竹駒神社
(千葉)新御堂寺、東海寺
(福島)霊山神社
2025年3月現在 20 都府県 94 寺社史跡
団員紹介
代表 吉福 百合之介
代表神楽師。
現代人にも分かりやすい神楽の創作普及を目指し、吉福社中を立ち上げた。
吉原の狐舞、酉の市の鷲舞、白狼舞、大黒舞、天狗舞、月読舞、日本武尊など多くの演目の舞手を自ら務める。
故郷である鹿児島に「隼人神楽」を立ち上げ、東京と鹿児島の二拠点を飛び回っている。
吉福 羽矢太郎(はやたろう)
獅子舞師。
厄除けの霊獣である獅子を演じ、神舞に先立っての舞台清めや、お祝いの場でのお客様への厄祓いを務める。
いつも獅子頭を担いでいるため、愛称はシシコ。
獅子の他にも白狼舞、虎舞、狸舞など、動物(神使)の舞に傾倒。狸には格別の思い入れあり。
当HPとYoutubeの編集者。
吉福 弓ノ丞(ゆみのじょう)
神楽師であり神楽衣装職人。
服飾専門学校でのパリ留学等の経験を活かし、既存の和装の概念にとらわれない斬新なスタイルの神楽衣装を制作している。
舞台では紅一点メンバーとして、愛嬌のあるオカメや、木花咲耶姫、弁財天など女神を演じることが多い。
吉福社中Instagramを運営。
吉福 鏡衛門(きょうえもん)
神楽師。蛇窪神社の白蛇舞にて、主役の白蛇を演じる。
代表・百合之介に次ぐ古参メンバーで、豊富な実地経験を活かし、主役から脇役までオールマイティーに活躍。
モドキや狐など従者役を得意とし、独特のとぼけた掛け合いにはファンも多い。大獅子や大白狐など大仕掛けを操ることも。